高齢者が要介護状態にならないようにしたり、要介護状態になるのをなるべく遅らせるよう、予防することを介護予防といいます。
介護予防の方法は、自分自身で行う方法もありますし、介護保険制度を使ってサービスを受けることもできます。
日常生活を送るのに特に困っていない高齢者は、普段の生活の中で介護予防を行っていくと良いです。
自分で行う介護予防の方法として挙げられるのが、普段から運動をすること、バランスの良い食事を摂ること、口腔ケアを行うこと、そして人との交流を楽しむことです。
運動は、激しい運動をする必要はなく、ストレッチや散歩、踏み台昇降などがおすすめです。
運動をしなくなると筋力が衰え、転倒しやすくなります。
高齢者が転倒すると骨折の危険があり、骨折すると寝たきりとなってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、生活習慣病のリスクも高まりますので軽い運動は介護予防になります。
バランスの良い食事をすることで体力と筋力が維持でき、健康的な毎日を過ごすことができますので、主食、主菜、副菜と栄養のバランスを考えて食べるようにしましょう。
口腔ケアは高齢者にとってとても重要です。
飲み込む力が弱くなると食べ物を喉に詰まらせる危険がありますし、顎の筋肉も弱まります。
バランスの良い食事を良く噛んで食べることが介護予防になります。
人との交流は家族や友人、地域の人などとの交流を深めることが大切です。
交流を絶つと孤独な生活になるため精神的に弱ってしまうからです。介護予防を普段の生活の中で意識するようにしましょう。